きおろし きもの教室  

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手紙

お正月に年賀状が届きます。

よく顔を合わせている人からのものもあれば、年賀状だけのやりとりの人もいます。

今年届いた年賀状の中に、ちょっと気になることが書いてあるものがありました。

 

一人は学生時代の友人からのもので、「手術をした」とあり心配になりました。

その友人はメルアドも知っていたので、お正月気分も抜けた頃にメールで便りを書きました。

直ぐに返事が来て、手術は外科で「今は大丈夫」とのことで安心しました。


もう一人の友人の年賀状には「ショールームがオープンします!」。

昔からちょっと慌てん坊の彼女の年賀状からは、

何のショールームがオープンするのか何の説明もありません。

手先が器用でアクセサリーなど作っていた人なので、

もしかするとそんな小物が見られるのかしら?

それなら是非行きたいけれど・・・

友人のメルアドを知らなかったので、手紙に近況報告と共にこちらのメルアドも書いて送りました。

こちらも返事はメールで直ぐに来ました。

仕事関係のショールームでしたが、彼女が深く関わっているとのことで、

今度足を運んでみることにしました。


もう一枚は、学生時代の先輩から。

年賀状に、二年続けて「染織にはまって、京都で勉強しています」。

これは聞いてみなくっちゃ!と、こちらも連絡用のメルアドを書いて手紙を書きました。こちらは、手紙が届きました。

「パソコンも携帯も止めてしまったの」という先輩からの手紙には、

京都の志村ふくみさん・洋子さん親子と孫の昌司さんが開いている「アルスシムラ」で染織の勉強中と書いてありました。

左の写真は別便で届いた卒業制作展の案内。

ハガキの裏には先輩が自ら糸を染めて織った反物の写真が載っていて、

「こんな感じよ」と書かれてありました。

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棗(なつめ)にまつわるエトセトラ

お茶の友人と、東京国立近代美術館・工芸館で開催中の「棗(なつめ)にまつわるエトセトラ」という展示会に行ってきました。

工芸館の所蔵品の中から、人間国宝の作品や近代の漆芸家・木工芸作家が手掛けた作品がたくさん出品されるというので、期待しながら出掛けました。

棗はお茶を入れる道具ですが、その形もそこに施される装飾も実に様々です。

今回は「漆芸」が見どころの中心。

漆芸には、蒔絵、螺鈿、彫漆・・・など様々な技法がありますが、

どれも本当に細やかで、その繊細さは日本人ならではと言えるかも知れません。

漆製品を英語で「Japan」というのもうなずけますね。

今回の展示作品では、人間国宝の作品を含めた数々の作品の様々な手業を間近に見ることが出来、

その素晴らしさにうっとりしました。

 

工芸館では水曜日と土曜日に「タッチ&トーク」というイベントを行っています。

これは約1時間で、作品に実際に触る機会と学芸員の方から詳細な説明を聞ける機会が一緒になったもの。観覧券があれば誰でも参加出来ます。

行った日がちょうど土曜日でしたので、参加してきました。

別室で作品に触れながら漆の基本についてお話を聞いてから、展示室に移動して

いくつかの作品について詳しい説明を聞きました。

例えば、展示品の中の室瀬和美氏の「老松蒔絵棗」には、点々と丸く光る装飾が。

学芸員の方が「これは何だと思いますか?」

果てさて何でしょう・・・銀?真鍮???

なんと小さな真珠とのことでした。

正に日本の手業ですね~。

会場の最後に「近代工芸の名品」と呼ばれるの物が何点か展示されていました。

ふと目に留まったのが、香取秀真(かとり ほつま/1874ー1954)の銀製の花瓶。

香取秀真は印西出身の鋳型工芸作家です。

鳥が彫られた優しい雰囲気の作品でしたが、ここで香取秀真作品に出会うとは思っていませんでした。

 

興味のある方は、今月11日(月・祝)まで展示しています。

 

 

甘酒作り

甘酒作りにはまっています。

去年の夏は甘酒がマイブームで、猛暑でカラダもばてていたので、よく甘酒を買って飲んでいました。

今年のお正月に実家に帰った際、今度は妹が甘酒に凝っていて、自家製の甘酒を飲ませてくれました。

実は、甘酒は簡単に作れるのです。

 

甘酒はおかゆに麹を入れて作ります。

おかゆも緩さがまちまちですが、どんな感じになるかわからないので、

最初は「お米半合に水500ccでおかゆを炊き、麹を100g入れる」

という割合でやってみました。

 

甘酒作りは温度管理が大切。

55~60℃で発酵が進みますが、60℃を超えると菌が死んでしまうし、

50℃以下だと麹菌が活動しないとのこと。

温度を一定に保つ機械を持っていなので、炊飯器で作ります。

おかゆが出来たら炊飯器の蓋を開け、ふきんをかけて温度を一定に保ちます。

買って来た体温計で時々温度を計り、ふきんを二重にしたり逆に炊飯器のコンセントを抜いたりして、

一回目は温度に気を使いました。

 

6時間ほど経った頃、大分トロッとしてきて、舐めてみると結構な甘さ。

温度も60℃を超えてしまいそうなので、一回目はここでし終了しました。

かなりブツブツしていましたが、こってりと甘い甘酒が出来ました。

 

2回目はもう少し緩く作ろうと水の量を増やしておかゆを炊きました。

「さて麹を・・・」と冷蔵庫の中を探ると、麹と思っていたのは酒粕!

酒粕でも甘酒は出来るみたいだったので、酒粕利用でそのまま続行。

まあなんとか出来ましたが、酒粕の場合は甘くならないので砂糖が必要です。

 

3回目はちゃんと麹を用意して作りました。

一回目の甘酒がかなり濃かったので、おかゆの水の量を100cc増やしてみました。

やはり6時間くらい経つと60℃を超えてしまいそうになったので終了。

この時出来た甘味が左の写真。かなりブツブツしています。

甘さは十分にありました。

 

温度を一定に保てる調理器具をお持ちの方は、発酵中にお出掛けも出来ますし、

もっと発酵時間を長くすることも出来ますね。

そうすると、もう少し滑らかな出来上がりになるのでは?と思います。

 

 

男性の着物

新年は、着物姿をよく目にします。

女性の綺麗な着物姿も良いですが、男性の着物姿というのもなかなかステキですよね。

 

まずは先日の社中の初釜から。

社中には男性もいて、袴をはかれる方もいらっしゃいますよ。

左の写真は、恥ずかしながら私のお茶名披露の席です。

お正客の席に座って下さったのは、大先輩の男性の方。

いつも凛々しい袴姿です。

 

成人式もありました。こちらは若い方の着物姿。

この時とばかり、派手な衣装で式に臨まれる方もいらっしゃいますね。

各地の成人式の様子は、必ずニュースで放映されますから、

皆さんも目にされたことでしょう。

しかし、こちらはこの日限定のお召し物でしょうか・・・?

雑誌「和楽」2010年10月号付録より
雑誌「和楽」2010年10月号付録より

また先日は、歌舞伎の海老蔵さんが2020年5月に市川團十郎を襲名するというニュースがありました。

海老蔵さんと勸玄くんが揃ってご挨拶されていましたね。

團十郎の名前は、歌舞伎界にとって大名跡。

勸玄くんは新之助を襲名するとのことで、楽しみですね。

左は歌舞伎十八番の「暫」で、團十郎が常紋の三升紋を染めた衣装で登場するところ。

この迫力のある衣装には、反物が八反必要だとか。

                      

最後にステキな着物姿のご紹介。

現在発売中の「美しいキモノ・冬号」に、「西郷どん」に主演されていた鈴木良平さんの着物姿が掲載されています。

撮影中はだいぶ恰幅が良かったですから、着物姿もバッチリですよ。

ファンの方はどうぞ~。

 

 

初釜

昨日は社中の初釜でした。お茶室は、例年使わせていただいている柏の葉公園内の松柏亭。

週の始めの天気予報では、あわや雪!とのことでしたが、前夜に降った雨も朝には止んで、清々しい朝を迎えました。

日中もお天気に恵まれて、お茶会日和になりました。

 

今回の初釜では、昨年お茶名をいただいた記念に、

先生が社中の皆様への披露の席を設けて下さいました。

一緒にお茶名をいただいた方と一席ずつ、

広間で社中の皆様に、濃茶を点てて差し上げます。

 

私がトップバッター。

「では始めます」との先生のお声でスタート。

実は、自分自身の心を上手く落ち着かせることが出来ないまま始めてしまい、お道具を持って入り点前座に座った途端、「あっ、足袋カバーを履いたままだワ」。

脳裏に、秋の口切の茶事で主菓子をお客様にお出しするのに、準備したまま確認せず出してしまい、

お客様が蓋を開けたらサランラップがかかっていた・・・というようなことまで思い出されてきました。

お点前の最後の方で、一旦水屋に下がった際、急いで足袋カバーを脱ぎました。

足袋カバーは、大切な場面に綺麗な足袋でいるために履いておくものですから、本番前には必ず脱がなければいけません。

お点前の方も若干不手際が・・・大勢の方の前で、心を落ち着かせてお点前することは、なかなか難しいですね。

 

お昼のお弁当
お昼のお弁当

ところで、いただいたお茶名ですが、

 宗直(そうなお)

です。これからも、精進して行きたいと思います。

 

お披露目が終わった後は、ホッとして色々なお席を楽しみました。

ご準備して下さった先生、ご一緒して下さった皆さま、

どうもありがとうございました。