主菓子作りの一回目

11月の口切茶事の際に、自作のお菓子でお客様をおもてなししようと計画をしています。

一緒に亭主役をするもう一人の方は薄茶用の干菓子を担当するというということで、

既に一度試作品をご馳走になっています。

「まだアレンジを加えてみます!」とのことだったので、今だ進化中。

近いうちに、第二弾をいただけるかも・・・。

 

濃茶用の主菓子を担当することになった私も、そろそろ・・・と思い始め、手作り和菓子の本を色々開いてみたりしました。

あまり難しいことも出来ませんから、私にも出来そうで且つ季節感のあるものを・・・と。

そして「栗」をイメージしたものにすることにしました。

 

先日第一回目の試作品作りにトライしました。

いつもお菓子作りをしない私です。

本の通り、といってもなかなか納得の行くように行きませんでした。

 

最初の3個くらい失敗作を誕生させた頃、何となく気を付けるべき点(?)が見えて来て、

残りは何とか形にしました。

その頃には自分なりの課題も発見したりして、決して満足の行く物ではありませんでした。

けれどより良い物を作るためには、先生にも見ていただいたり、他の人にも食べていただいたりしないといけません。

翌日がお茶のお稽古だったので、試食していただきたい旨、早速先生にご連絡しました。

そしたら「私も作ったのよ~」とお手製の美味しそうなお菓子の写真と共に返信が。

 

そういう訳でお稽古に第一回試作品を持参して、皆さんに食べていただきました。

まだまだ写真は掲載出来ません(*^^*)。

色々な意見やアドバイスをいただいて帰ってきました。

それを忘れないようにメモして、次回の第二回試作品に活かすことにいたしましょう!

 

 

「禅宗の美術と学芸」展

五島美術館で開催中の「禅宗の美術と学芸」展に行ってきました。

所蔵品の中から、鎌倉・室町時代の禅宗の墨跡(禅宗の僧侶が書いたもの)などを

展示しています。

 

禅宗は、茶道と深い関わりを持っていますね。

千利久もそうでしたが、現代でもお家元は京都・大徳寺に参禅・得度されています。

お茶事の際に床に掛物をしますが、その種類に絵画や古筆などがある中で、

現在でも「墨跡を第一」とします。

お茶事で席入りした際に掛物の前で礼をするのは、掛物に頭を下げているのではなくて、それを書いた禅僧に敬意を示しているのです。

 

展示品については、実際のところ私の知識では、何と書いてあるのかどういう意味なのかよくわかりませんでした(*_*)。

でも何と言いますか、訴えてくる力というか、その人となりというか・・・、それを十分に味わって来ました。

 

今回楽しみにしていたのは、左記のギャラリートーク。

私が聴講したのは、一番最初の「室町時代の表具裂」。

スライド使った講義で、とても勉強になりました。

どれも聞いてみたいものばかりですが、

こちらから行くには、ちょっと遠いです・・・。

当日の入場券があれば、無料で聴講出来ますよ。

 

今回の展示会では、別室で所蔵品の中から陶器も出品されています。

黄瀬戸の茶椀も美しかったですが、あの有名な古伊賀水指「破袋」もありました。

初めての出会いだったと思いますが、思っていたよりもずっと淡い色合いで上品な感じでした。

やっぱり、直接自分の目で見るっていうのは良いものですね。

 

 

口切茶事に向けて顔合わせ

11月に予定している口切茶事の亭主役は、私ともう一人一緒にお茶名をいただいた方。

そしてお料理は、ベテランの先輩の方が一手に担当して下さることになりました。

この先輩は、以前のお稽古茶事でもお料理を作って下さった頼れる先輩です。

 

先日この3人で一緒にお稽古する機会がありました。

この日にご一緒出来ることはわかっていましたので、もう一人の亭主役で薄茶用のお菓子を自作する予定の方が

「試作して持って行きますから、食べてみて下さいね」と。

私は、今度のお茶事の薄茶用のお菓子を盛り付けるのに使ってみたいと思っていた器があったので、

お菓子を持って来て下さるならちょっとお菓子をのせてみたいと思い、私はこちらを持って行きました。

 

それは本来お菓子を盛る器ではなくて、

小さな脚付きのお盆です。

漆器ですが、稲穂とスズメが蒔絵で描かれていて美しく、時季的にも合うので、是非使ってみたいと思いました。

先生にお見せしてOKが出たので、お持ちになったお菓子を盛りつけて、お茶を点ててみんなでいただきました。

お茶事前なので、お菓子のことも器のことも詳細には書けませんが、見た目も秋らしく、食べても美味しくて、

「いいんじゃない!」ということになりました。

お菓子を作っていらした方は、まだ改良を加えてみるそうです・・・。まだまだ進化するようで、楽しみです。

 

私は濃茶用のお菓子を作る予定。もちろん「秋」のイメージで。

今道具類も含めて、材料を色々当たっているところ。

もう少し涼しくなったら試作品を作って、その第一号を亭主役の方と先生に試食していただく予定です。

 

口切茶事に向けて

なんて暑い夏でしょう!と感じて来た今年の夏ですが、今日は涼しい北からの風が吹いています。

暦の上ではもうとっくに秋ですが、このまま涼しくなってくれるでしょうか・・・?

 

秋の気配と共に、11月の「口切茶事」が近付いて来ました。

お料理の献立やお菓子、食器やお道具など、あれこれと考え始めています。

淡交社編集局編
淡交社編集局編

 

右の写真は先生から勧められた口切茶事のテキスト本。

一緒に亭主をすることになっている方とそれぞれ購入して、只今勉強中。

既に茶事の流れの中の大きな役割分担は出来ていて、

口切や茶壺の飾り結び、濃茶と薄茶、初炭・後炭・・・

それぞれどちらがやるかなどはおおよそ決めました。

次回のお稽古で、私たちの他にお料理を手伝って下さる先輩もご一緒するとのこと、

お料理についても相談が進みそう。

亭主役のもう一人の方が薄茶用のお菓子作りに挑戦されているようで、

「上手く出来たら、今度持って行きますね」

うふふ、楽しみです。

 

私の方はというと、茶壺の紐飾りをする予定です。 

「口切茶事」というのは、もともとこの茶壺に納められた新茶をお客様の前で「口切り」して、その新茶でお客様をおもてなしするというものですが、茶壺の口を切った後は紐で飾りをして床の間に置いておくのです。

ちょっとわかりにくいですが、テキスト本の写真の左下が

その紐飾りをしているところ。

この紐飾りは、茶壺の正面・右側・左側で全て結び方が異なります。これをわずかな時間の中で仕上げて、床の間に飾らなければなりません。

 

先日の旅行で泊まったホテルのロビーで、

右の写真のような紐飾りを見つけました。

これは立礼式の棚ですが、脇に紐飾りが。

この時既に11月に茶壺の紐飾りをすることがわかっていたので思わずパチリ。

この紐飾りをきれいに仕上げるためには、練習を重ねるしかないですね~。

 

 

お茶名をいただきました

先日、お茶の先生のお宅でお茶名の引次式をしていただきました。

外は「40℃に手が届くのでは?」というような連日の猛暑。

一緒に引次を受ける方はお着物持参で、先生のお宅で着物に着替えてから始めました。

 

先生が真台子のお点前をして下さいました。

薄暗いしんとした茶室の中で、心に刻むような気持ちで先生のお点前を拝見していました。

先生が点てて下さった濃茶を、今回お茶名をいただける二人で一緒にいただきました。

 

その後、お茶名の発表。

許状はきちんと箱に入り、裏千家を示す色合いの真田紐で結んでありました。

裏千家からの記念の品もいただいて、嬉しさがこみ上げるとともに身が引き締まりました。

(お茶名は、まだ社中の皆様にも発表していないので、ここには書きません(*^^*))

 

この日の様子は、先生のブログにもあります。

https://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/20ada3d554e0dc407fb541f510cba7ec

 

先生から、「ここからが新しい出発ですよ」とのお言葉が。

そうなんです。

茶道を勉強する者にとってお茶名は、

目標ではなくて再出発のスタートなのですね。

千利休に以下のような歌があり、これからも心に留めて精進して行きたいと思います。

 

  稽古とは一より習い十を知り 十よりかへるもとのその一

 

ところで今月はこれから月末にかけて忙しく、8月に入るとそのまま旅行に行ってしまうので、ブログはしばらくお休み。

旅行から帰りましたら、またご報告します。

 

暑い日が続きますから、皆さまもお体に気を付けてお過ごし下さいね。

 

 

お茶名

お茶を始めて今年でちょうど10年。

先生がお茶名をいただくための申請をして下さいました。

一緒にお茶名申請をしている方がいるので、「記念のお茶事をしたら?」と先生が勧めて下さって、

二人でお茶事の本を取り寄せて勉強しているところ。

お茶事は「口切りの茶事」といって11月を予定していますが、

頭の中では道具や軸のこと、お料理やお菓子・・・など、色々と考えが巡ります。

もちろん手助けが無いととても出来ませんが、今までより少し広い視野で、準備も入念に出来るようでありたい・・・

という気持ちです。

 

そんな中、夏が終わる頃に届くと思っていたお茶名が、先生の手元に届きました。

「本人より先にわかっちゃったらいけないから」と、先生もまだ開封されていないそうです。

では、いつ?・・・というと、ちゃんと「引次(ひきつぎ)」の儀式というのがありまして、

本来なら先生もお茶名をいただく側も紋付の着物で臨むのです。

 

ですが本来ですと今は「薄物」の時期。

お茶をやっている人でも、なかなか盛夏の正装は持っていないものです。

中には袷の着物が着られるようになる季節を待って、という方もいらっしゃるようですが、

せっかく届いたのですもの、早くいただきたいです・・・。

先生が「薄物や紋付で無くても構わない」とおっしゃってくださいました。

もう一人の方が「単衣しかありません~」とのことで、流石に単衣で自宅からいらっしゃるのは暑いので、

先生のお宅で着替えてから始めることになりました。

 

先生が「お稽古の無い日に落ち着いてやりましょう」と、お休みの日を空けて下さいました。

引次の日は、今月の下旬に決定。

厳かな気持ちで、謹んで臨みたいと思います。

 

記念の茶事に向けて

今年はそろそろお茶名がいただけそう・・・ということで、先生は既に申請書を提出して下さっています。

手続きに数か月かかるので、今は無事に許可が降りることを心待ちにしているところです。

 

先生が「記念にお茶事を開いては?」と勧めて下さいました。

今回一緒にお茶名申請されたもう一人の方とご一緒に、です。

「お茶名が届くのが夏過ぎになると思うから、『口切り』」なんてどうかしら?」と先生。

「口切り」というのは「茶人の正月」とも呼ばれる晴れやかなお茶事です。

 

古くはその年にとれた葉茶は、濃茶については和紙の袋に詰めて茶壺の中に入れ、

その回りに薄茶の葉を詰めて蓋をし、封をして保管していました。

茶事のたびにその封を切って葉茶を出し、石臼で挽いて抹茶にして使っていました。

毎年11月頃になると前年から使っていた葉茶の在庫が無くなってきて、今年採れた新しいお茶を使うことになります。

初夏に摘まれた新茶が半年ほど寝かされて風味が最上になる頃に、

その新茶でお客様をおもてなしするという、そういういわれのお茶事なのです。

 

ですからこの「口切りお茶事」では、通常の流れの他に、

「お客様の目の前で茶壺の風を切って見せる」という所作が加わります。

「あなたのために、今まで封をしてあった茶壺を空けて、熟成された一番のお茶を差し上げますよ」

というパフォーマンスです。

 

「口切の茶事の勉強のためには、こんな本もあるのよ」

と先生が見せて下さいました。

一緒に亭主をすることになったもう一人の方と、

「まずは本を買って、勉強してから打ち合わせしましょう」。

 

まだまだ先・・・と思っていても、あっという間に時間は過ぎて行きます。あれこれと考えを巡らせながら、思い出に残るお茶事にしたいと思います。

 

 

大名茶人 松平不昧

東京に用事があって出掛けたので、お茶に関係する展示会に寄って来ました。

三井記念美術館で開催されている「大名茶人 松平不昧(まつだいら ふまい)〜お殿さまの審美眼」というものです。

今年は、大名茶人として名高い松江藩主・松平不昧が没して200年目の記念の年ということで、この展示会が開かれたようです。

 

没して200年ということですから、不昧公は江戸末期の人。

幼い頃から茶道に親しみ、石州流を学びました。

石州流は、片桐石州を祖とする武家茶道です。

けれど不昧公は石州流にとどまらず、流派を超えて茶道の研究に努め、

古くからの茶道具類の収集も積極的に行いました。

それらの茶道具は「雲州蔵帳(うんしゅうくらちょう)」にまとめられ、

大名物・名物・中興名物と格付け・分類されました。

 

今回の展示会は、そんな茶道具の中から出品されています。

茶碗、茶入れ、茶杓、掛け軸・・・展示品は多岐に渡ります。

 

千利休の頃とは時代も異なりますが、利休の好んだ茶道具のよりも

もう少し装飾性のある美しい道具類という印象を受けました。

まっ、お殿さまですものね。

 

記念の年ということで、もう一つ畠山記念館でも「大名茶人松平不昧と天下の名物」という展示会をやっています。

時代を経てきた道具には、何か語りかけてくるものがありますね。

お近くまで行かれる方は、立ち寄ってみてください。

 

どちらの展示会も6/17(日)まで。

どちらにも行かれるという方は、お得なセット券もあるようですよ。

 

 

 

小御門神社の祭礼

ゴールデンウィークが始まりました。前半は良いお天気のようですね。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は前半はカレンダー通り、後半は実家に帰る予定です。

 

前半の大きなイベントは、お茶の社中でのご奉仕です。

お茶の社中に神主さんがいて、毎年4/29は成田市にあるそちらの神社の春の祭礼に「添え窯」という形でお手伝いをしています。

よくお祭りの際などに、赤い毛氈を引いた縁台でお茶をいただけることがありますね。

今年も先生をはじめ10名でお手伝いをしました。

 

この日は毎年晴天。

昨日も気温は高めでしたが、古い歴史のある神社は、

木々に覆われて境内はひんやりするくらい。

祭礼は、式典の他に神楽や子供たちの太鼓の演奏や中学生のブラスバンドなど

毎年盛りだくさんで、たくさんの方がいらっしゃいます。

 

ご奉仕の後はお祓いを受けて、下の写真ような御神矢と

お守りをいただいて帰ってきました。

帰宅して片付けをしていたら、早速先生からみんなで撮った写真が送られてきました。

ご一緒にご奉仕した皆さま、お疲れさまでした。

 

祭礼中写真を撮るのを忘れていましたが、先生のブログには写真がたくさん載っていますよ。

https://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/405c6bb552d688a077b92b49e0eed7c4

 


仕覆(しふく)と御物袋(ごもつぶくろ)

私たち日本人は、物を包むのが好きですね。

デパートなどで買った商品を丁寧に包んでもらえるのは、世界の中でも珍しいことなのだそうです。

とはいっても、最近は「エコ」ということで、簡易包装が進んでいますが。

 

お茶の道具も、大切なものには専用の袋がついています。

いただいた茶椀を包んでいる袋が傷んでいるので、作り直そうかと思いました。

 

右の写真でいうと、ピンクは茶箱点前で使う茶杓の仕覆、手前の小さいのは同じく茶箱点前の棗の仕覆。

左の大きいのは茶碗が入っているのが御物袋で、

今回作り直そうかと思った袋です。

 

古い有名な茶入には、歴代の茶人がそれぞれ自分好みの仕覆を作って来ました。

例えば大名物・松屋肩衝(まつやかたつき)には

村田珠光が珠光緞子

千利休が利休間道

古田織部が織部緞子

小堀遠州が遠州緞子

と呼ばれる名物裂で仕覆を添わせてきました。

一つの茶入れで、着物が4枚もあることになります。

 

私の道具はもちろんそんな立派な物ではありませんが、先生に写真の御物袋の相談をすると、

「仕覆はお客様の目に留まることを想定した場合のものだけど、御物袋は収納専用なのよ」

と教えて下さいました。

つまり他人の目に触れる物ではないので、別の柔らかい布で包んでも良いし・・・、ということです。

「お茶事で茶碗荘のお点前をすることが決まってからでも遅くない」とアドバイスをいただきました。

他人の目に触れるまでは収納専用ですから、自分でこしらえても良いワケですね。