お茶名

お茶を始めて今年でちょうど10年。

先生がお茶名をいただくための申請をして下さいました。

一緒にお茶名申請をしている方がいるので、「記念のお茶事をしたら?」と先生が勧めて下さって、

二人でお茶事の本を取り寄せて勉強しているところ。

お茶事は「口切りの茶事」といって11月を予定していますが、

頭の中では道具や軸のこと、お料理やお菓子・・・など、色々と考えが巡ります。

もちろん手助けが無いととても出来ませんが、今までより少し広い視野で、準備も入念に出来るようでありたい・・・

という気持ちです。

 

そんな中、夏が終わる頃に届くと思っていたお茶名が、先生の手元に届きました。

「本人より先にわかっちゃったらいけないから」と、先生もまだ開封されていないそうです。

では、いつ?・・・というと、ちゃんと「引次(ひきつぎ)」の儀式というのがありまして、

本来なら先生もお茶名をいただく側も紋付の着物で臨むのです。

 

ですが本来ですと今は「薄物」の時期。

お茶をやっている人でも、なかなか盛夏の正装は持っていないものです。

中には袷の着物が着られるようになる季節を待って、という方もいらっしゃるようですが、

せっかく届いたのですもの、早くいただきたいです・・・。

先生が「薄物や紋付で無くても構わない」とおっしゃってくださいました。

もう一人の方が「単衣しかありません~」とのことで、流石に単衣で自宅からいらっしゃるのは暑いので、

先生のお宅で着替えてから始めることになりました。

 

先生が「お稽古の無い日に落ち着いてやりましょう」と、お休みの日を空けて下さいました。

引次の日は、今月の下旬に決定。

厳かな気持ちで、謹んで臨みたいと思います。

 

記念の茶事に向けて

今年はそろそろお茶名がいただけそう・・・ということで、先生は既に申請書を提出して下さっています。

手続きに数か月かかるので、今は無事に許可が降りることを心待ちにしているところです。

 

先生が「記念にお茶事を開いては?」と勧めて下さいました。

今回一緒にお茶名申請されたもう一人の方とご一緒に、です。

「お茶名が届くのが夏過ぎになると思うから、『口切り』」なんてどうかしら?」と先生。

「口切り」というのは「茶人の正月」とも呼ばれる晴れやかなお茶事です。

 

古くはその年にとれた葉茶は、濃茶については和紙の袋に詰めて茶壺の中に入れ、

その回りに薄茶の葉を詰めて蓋をし、封をして保管していました。

茶事のたびにその封を切って葉茶を出し、石臼で挽いて抹茶にして使っていました。

毎年11月頃になると前年から使っていた葉茶の在庫が無くなってきて、今年採れた新しいお茶を使うことになります。

初夏に摘まれた新茶が半年ほど寝かされて風味が最上になる頃に、

その新茶でお客様をおもてなしするという、そういういわれのお茶事なのです。

 

ですからこの「口切りお茶事」では、通常の流れの他に、

「お客様の目の前で茶壺の風を切って見せる」という所作が加わります。

「あなたのために、今まで封をしてあった茶壺を空けて、熟成された一番のお茶を差し上げますよ」

というパフォーマンスです。

 

「口切の茶事の勉強のためには、こんな本もあるのよ」

と先生が見せて下さいました。

一緒に亭主をすることになったもう一人の方と、

「まずは本を買って、勉強してから打ち合わせしましょう」。

 

まだまだ先・・・と思っていても、あっという間に時間は過ぎて行きます。あれこれと考えを巡らせながら、思い出に残るお茶事にしたいと思います。

 

 

大名茶人 松平不昧

東京に用事があって出掛けたので、お茶に関係する展示会に寄って来ました。

三井記念美術館で開催されている「大名茶人 松平不昧(まつだいら ふまい)〜お殿さまの審美眼」というものです。

今年は、大名茶人として名高い松江藩主・松平不昧が没して200年目の記念の年ということで、この展示会が開かれたようです。

 

没して200年ということですから、不昧公は江戸末期の人。

幼い頃から茶道に親しみ、石州流を学びました。

石州流は、片桐石州を祖とする武家茶道です。

けれど不昧公は石州流にとどまらず、流派を超えて茶道の研究に努め、

古くからの茶道具類の収集も積極的に行いました。

それらの茶道具は「雲州蔵帳(うんしゅうくらちょう)」にまとめられ、

大名物・名物・中興名物と格付け・分類されました。

 

今回の展示会は、そんな茶道具の中から出品されています。

茶碗、茶入れ、茶杓、掛け軸・・・展示品は多岐に渡ります。

 

千利休の頃とは時代も異なりますが、利休の好んだ茶道具のよりも

もう少し装飾性のある美しい道具類という印象を受けました。

まっ、お殿さまですものね。

 

記念の年ということで、もう一つ畠山記念館でも「大名茶人松平不昧と天下の名物」という展示会をやっています。

時代を経てきた道具には、何か語りかけてくるものがありますね。

お近くまで行かれる方は、立ち寄ってみてください。

 

どちらの展示会も6/17(日)まで。

どちらにも行かれるという方は、お得なセット券もあるようですよ。

 

 

 

小御門神社の祭礼

ゴールデンウィークが始まりました。前半は良いお天気のようですね。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は前半はカレンダー通り、後半は実家に帰る予定です。

 

前半の大きなイベントは、お茶の社中でのご奉仕です。

お茶の社中に神主さんがいて、毎年4/29は成田市にあるそちらの神社の春の祭礼に「添え窯」という形でお手伝いをしています。

よくお祭りの際などに、赤い毛氈を引いた縁台でお茶をいただけることがありますね。

今年も先生をはじめ10名でお手伝いをしました。

 

この日は毎年晴天。

昨日も気温は高めでしたが、古い歴史のある神社は、

木々に覆われて境内はひんやりするくらい。

祭礼は、式典の他に神楽や子供たちの太鼓の演奏や中学生のブラスバンドなど

毎年盛りだくさんで、たくさんの方がいらっしゃいます。

 

ご奉仕の後はお祓いを受けて、下の写真ような御神矢と

お守りをいただいて帰ってきました。

帰宅して片付けをしていたら、早速先生からみんなで撮った写真が送られてきました。

ご一緒にご奉仕した皆さま、お疲れさまでした。

 

祭礼中写真を撮るのを忘れていましたが、先生のブログには写真がたくさん載っていますよ。

https://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/405c6bb552d688a077b92b49e0eed7c4

 


仕覆(しふく)と御物袋(ごもつぶくろ)

私たち日本人は、物を包むのが好きですね。

デパートなどで買った商品を丁寧に包んでもらえるのは、世界の中でも珍しいことなのだそうです。

とはいっても、最近は「エコ」ということで、簡易包装が進んでいますが。

 

お茶の道具も、大切なものには専用の袋がついています。

いただいた茶椀を包んでいる袋が傷んでいるので、作り直そうかと思いました。

 

右の写真でいうと、ピンクは茶箱点前で使う茶杓の仕覆、手前の小さいのは同じく茶箱点前の棗の仕覆。

左の大きいのは茶碗が入っているのが御物袋で、

今回作り直そうかと思った袋です。

 

古い有名な茶入には、歴代の茶人がそれぞれ自分好みの仕覆を作って来ました。

例えば大名物・松屋肩衝(まつやかたつき)には

村田珠光が珠光緞子

千利休が利休間道

古田織部が織部緞子

小堀遠州が遠州緞子

と呼ばれる名物裂で仕覆を添わせてきました。

一つの茶入れで、着物が4枚もあることになります。

 

私の道具はもちろんそんな立派な物ではありませんが、先生に写真の御物袋の相談をすると、

「仕覆はお客様の目に留まることを想定した場合のものだけど、御物袋は収納専用なのよ」

と教えて下さいました。

つまり他人の目に触れる物ではないので、別の柔らかい布で包んでも良いし・・・、ということです。

「お茶事で茶碗荘のお点前をすることが決まってからでも遅くない」とアドバイスをいただきました。

他人の目に触れるまでは収納専用ですから、自分でこしらえても良いワケですね。

 

 

お茶名

お茶のお稽古を始めてかれこれ10年になります。

覚えが悪いので、教えていただいてもなかなかしっかりと頭に残りません。

お稽古で

「先生、これは初めて教えていただくお点前ですね

とお聞きすると、

「いえいえ、勉強した記録がありますよ」

・・・というようなことがよくあります。

 

そんな私に、先生がお茶名をいただくための申請をしてくださいました。

手続きやら何やらで、実際にお茶名がいただけるのは夏過ぎになるそうです。

お茶名はお家元から「宗」の字をいただいて、あともう一字一般的には自分の名前から一字を取って決まります。

ですが、最終的にどんな名前になるかは、実際に届くまで誰にもわかりません。

楽しみに待つのみ・・・。

 

先生が「記念にお茶事をしたら?」とおっしゃってくださいました。

お茶名がいただけるのが夏過ぎなので、10月の「名残の茶事」か11月の「口切り」や「開炉の茶事」なんかどう?と。

ありがたいお話です。

お茶事の準備はなかなかたいへんですが、頑張ってやり終える事が出来たら、それはとても良い記念になることでしょう。

お茶事は、とても一人では出来ません。

お茶名の申請を今回同時にされる方がいるので、「一緒にお茶事をしませんか?」と相談してみようと思います。

 

目標が出来ることは良いことですね。

先生、どうもありがとうござます。

 

 

「梅」と「桃」

先日水戸の偕楽園に梅を見に行って来ました。

ご存知のように、偕楽園は梅で有名ですね。

今年も2/17~3/31まで梅まつりが開催中です。

 

この日は寒い一日でしたが

お客さんはたくさん来ていました。

梅はまだ満開とはいきませんが、辺りに梅の良い香りが漂っていました。

 

見晴広場では石州流の野点茶会が行われていました。

石州流は片桐石州を祖とした武家茶道の流派です。

私がいた時は、お点前は全て男性。

写真撮影OKとのことで、一枚撮らせていただきました。

道具の配置や所作も裏千家とは微妙に異なり、興味深く拝見しました。

写真が小さいですが、おのお茶椀は人間国宝・荒川豊三さんのものだとか。片面に白梅・もう片面に紅梅が描かれていました。



話は変わって、こちらは桃の節句の雛人形。

毎年この季節に登場するので「あっ、見たことあるワ」という方もいらっしゃることでしょう。

左の写真は我が家の雛人形

随分前に京都の伏見で買った土人形です。

いつもお二人で過ごしていらっしゃるので、毎年この時期にお茶の先生のお宅に遊びに連れて行きます。

最近は「お泊り」させていただくようになりました。

 

一年に一度くらいは賑やかな所に出向いて、お稽古に来た皆さんにも見ていただいて、楽しいひとときを過ごしてもらえたら・・・と思います。

先生のブログにも出ています。

http://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/21a80f0999ee8b02e0f24766a0f049ba


茶道具が届きました

叔父からお茶の道具を譲り受けました。

お茶をたしなむ叔父で娘さんが二人いますが、二人共「お茶」はされないとのことで、

以前から「欲しいものがあったら言いなさい」と言ってくれていました。

今年の年賀状を書く際に遂におねだりしてしまい、先日無事に届きました。

 

小田栄一/著 淡交社
小田栄一/著 淡交社

自分で「箱入りの茶道具」を持つのは初めてです。

先生のお宅でのお茶のおけいこの時は、ほとんどのお道具が既に出してあり、

自分で箱から出したりしまったりということはありません。

お茶会の時に皆で箱から出したりしまったりすることはありますが、

最後の片づけは時間との勝負で、とりあえず急いでしまうものですから、

後日先生から「変わった結び方がしてありましたよ」などと言われたりします。

茶道具はすべて先生のお持物ですから、

使ったあとのお手入れなどはすべて先生がご自身でして下さいます。

そういう訳で、自分で責任をもって最後まで片づけたことはありません。

 

道具の箱には道具に合わせて様々な種類があって、

写真のような本も出ています。

それだけで、また一つ勉強することがあるのですね。

 

早速お茶のお稽古の際に先生に見ていただこうと思っていました。

そしたら主人がインフルエンザに!

私自身は今のところ元気ですが、念のためお稽古をお休みすることにしました。

きもの教室の方は、生徒さんの都合で今週はたまたまお休みでしたので、本当に良かったです。

主人も薬のお陰か熱も下がり、快方に向かっています。

 

インフルエンザのウィルスはどこに潜んでいるかわからないものですね。

寒い日が続いていますから、皆さんもどうか風邪引きませんように。

 

届いたお道具のお話は、またいつか書きましょう。

 

柳屋の羊羹

寒い日が続いています。

今は大寒。日陰には先週降った雪がまだ残っているというのに、また雪が降りました。

 

けれど間もなく「立春」。暦の上では春になります。

その立春の前の日が「季節の分かれ目」という意味の「節分」。

本来は立春・立夏・立秋・立冬の各前日に「節分」があったのだそうです。

 

子供の頃にはちゃんと豆まきをして、その後に自分の年の数だけ豆を食べたものでした。

いつごろからかやらなくなってしまいましたが、

もはや年齢の数だけ豆を食べたらお腹が下ってしまう(!?)年齢になりました。

 

お豆は食べませんが、羊羹をいただきました。

同居の主人の父を訪ねていらしたお客様が持って来て下さったものです。

成田にある「柳屋」という老舗の羊羹屋さんとのこと。

成田は詳しくなくて「なごみの米屋」しか思い浮かびませんでしたが、

実はこちらのお店の方が歴史が古くて、明治30年創業とのこと。

成田山の表参道で100年以上営業している名店だそうです。

蝋梅
蝋梅

早速お抹茶を点てて、いただいてみました。

みっちりと中身の詰まったとても美味しい羊羹です。

甘過ぎることもなく、上品な味ですよ。

 

成田山の参道にあるようですから、

今度足を運んだ際にはちょっと立ち寄ってみましょうか。

店内にはお休み処あって、

そちらでお菓子をいただくこともできるそうです。。

初釜

お天気に恵まれた昨日、社中の初釜が柏の葉公園内の松柏亭で行われました。

今年は、お茶名をいただいた方お二人のお披露目の濃茶席と、

お点前デビューの方々の広間・小間での薄茶席という内容でした。

 

今年の床には、結び柳が。

数日前にこちらの茶室を使われた方々の置き土産とのことですが、

床に飾られたこんな豪勢な柳を初めて見ました。

先生のブログにも記載がありますよ。

http://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/84388ad661ea729c34dc5485ad42cc79

 

初釜の最初は、先生の濃茶のお点前。

今年は席入りのメンバーに入れていただいて、

先生のお点前を間近で拝見しつつお茶もいただきました。

先生がお使いになったのは「島台茶椀」という金銀の重ねの茶椀。

http://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/1a2379115adc5fff3d9df3e8bffda2f1

上の茶椀が金色の「亀」、下の茶碗は銀色の「鶴」。お祝いの席にピッタリです。

今まで何回も拝見してきましたが、実際にお茶をいただくのは初めてでした。

 

そして今回のお茶名披露の席で、半東を仰せつかりました。

お祝いの席ですから、ご本人に迷惑をかけないようにとそれだけが気がかり。

落ち着いてお点前をされるご亭主の横で、何とか無事に終えることが出来ましたが、残るは反省ばかり・・・。

 

午後はお点前デビューをされる方の薄茶席で、社中で和やかに楽しみました。

 

 

そのお茶名披露のお点前をされたお二人から、社中全員にお土産が手渡されました。

 

虎屋です。

虎屋というと真黒な色に金色の虎が印刷されている手提げを思い浮かべますが、こんな可愛い袋もあるんですね。

昨日のことを思い出しつつ、早速いただこうと思います。

 

今日は雪の予報ですから、無事に終わって本当に良かったです。

いつも色々準備して下さる先生、どうもありがとうございました。