小御門神社の祭礼

お茶の社中のお仲間に神主さんがいて、毎年そちらの春の祭礼の際に「添え窯」という形で、先生を中心に有志でお手伝いしています。

よくお祭りの際に、毛氈を引いた縁台などでお茶がいただけるところがありますね。

そんな感じのご奉仕です。

 

毎年お天気に恵まれますが、今年も快晴。

気持ちの良い一日となりました。

 

お祭りでは色々な催し物があります。

神社ならではの行事の他にも、地元の方の獅子舞や中学生のブラスバンド演奏、居合や舞いの披露・・・。

右下の写真は、毎年このお祭りの際にお茶と一緒に差し上げるお菓子です。

小御門神社のオリジナル干菓子。とても美味しいですよ。

社中の皆さんがお点前している様子を撮影するのを忘れてしまいました。

先生のブログにも紹介がありますから、お点前の様子はこちらをどうぞ。

http://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/c2edc432d74f9d40e0f289b11c36d217

 

 

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「茶碗の中の宇宙」展

もう一つの展示会「茶碗の中の宇宙」展は、楽茶碗の展示会です。

楽茶碗は今から450年前、茶碗といえばろくろを使って作るのが主流だった時代に、千利休が当時の陶工・長次郎に手びねりで作らせたのが始まり。

今回の展示会では、この初代・長次郎から当代・15代に渡る全時代の楽茶碗を総覧しています。

こちらも見逃すわけには行きません。

 

会場では、各代の代表する茶碗が展示されています。

中でも初代・長次郎の作品は数多く展示されていて、

先に見た国立博物館での作品を合わせると、一日でたくさんの長次郎作品に会えたというとても貴重な一日になりました。

 

楽家の茶碗は「一子相伝」ですが、

単に伝統を守って来たのではではありません。

各代とも独自性や創作性を発揮させて独自の作品を作り続けてきました。

     

国宝・待庵/床
国宝・待庵/床

たくさんの楽茶碗を拝見する中で、私にはやはり長次郎の茶碗が印象に残りました。

長次郎の茶椀の多くは、後の織部の茶碗に見られる歪みなどの作為は感じられません。

けれど、茶碗の上から中を覗き込んでみると、とても深いのです。

横から見たのではとても想像できない「深さ」でした。

長次郎の茶椀を覗き込んで、私は利休の茶室「待庵」の床を思い出されました。

待庵の床は、奥の角の柱を見えないように塗り回した「室床(むろどこ)」と呼ばれる作りで、奥行きが感じられるようになっています。

同じ時代を生きた利休と長次郎ですが、どこか似ているのかも知れません。

 

いろんな角度から見たり、実際の大きさを知ったりするのは、

やはり実物ならではの醍醐味ですね。

解説が書かれてありますから、それぞれの楽茶碗が作れれた時代背景などを考えながら拝見出来て、理解が深まりました。

 

こちらの図録は2300円。

もちろん買いました。

どちらの展示会の図録も、記憶が薄まらないうちに、じっくり開いてみたいと思っています。

 

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特別展「茶の湯」

今開催中の茶道に関する展示会です。

一枚ですが、内容は二つ。

上の「茶碗の中の宇宙」展と、下の特別展「茶の湯」。

お茶の展示会としては大注目の内容で、先日友人と行ってきました。

 

同じ日に行ったのですが、今日は特別展「茶の湯」のことを書きます。

この展示会は「茶の湯を通して日本人が選び、創造してきた美術の変遷を、室町時代から近代に至るまで大規模に展観するもの」(展示会図録より)

という壮大なもので、この規模は37年振りとのこと。

室町時代から近代にいたる茶の湯の名品が並びます。

 

場所は上野の国立博物館・平成館。

混雑が予想されたので、平日の早い時間に行きました。

入場制限で少し待ちましたが、早かったせいか思ったより早く会場入り。

解説が聞けるイヤホンを借りてスタート。

入場すると・・・混んでいました!

 

見ること3時間。

名品ばかり一度にこれほど見たのは初めてかも知れません。

 

最後の力を振り絞り、売店へ。

どんなに高くても重くても、図録は買うつもりでした。

2800円。

「あら、安いじゃないの」

思わず口から出てしまったほど、展示会の内容は濃かったのです。

 

そして図録のこの厚さ!

計ったら3センチありました。

                               中身は見てきた名品の写真と詳しい解説が載っているの   

                               です。

                               高くなーい!                              

会場には、本当にたくさんの人が訪れていました。

お茶に関わりがない方でも、機会があったら是非足を運んでみてください。

でも、履き慣れた靴で行って下さいね。

混雑のせいか、売店の前以外は途中に椅子は置いてありませんでしたから。

 

 

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合同茶会

転合庵
転合庵

四社中合同のお茶会が、お天気にも恵まれて無事に終わりました。

場所は、上野の東京国立博物館・裏手の庭園内にあるお茶室。

我が社中は、小堀遠州ゆかりの「転合庵」で濃茶席の担当でした。

 

私は、お点前一席と、半東を二席受け持ち。

このお茶会に向けて、自分なりに勉強してきましたが、

いざ本番となると、後に残るのは反省ばかり・・・。

これはまた、次回への課題にいたしましょう。

準備をして下さった先生、当日ご一緒して下さった社中の皆さま、

どうもありがとうございました。

 

今回お香の「御家流」社中がご一緒でした。

御香席は初めての経験です。

ワクワクしながら席入りすると、写真のような料紙が置いてありました。

 

今回は多くが初心者ということで、初歩的な流れで。

まず最初に「春」という「試(ためし)」の香を聞きます。

その後別の香を三回聞きますが、その内の一つが「春」

で、後の二つは「桃」という別の香。                           

さて、最初に聞いた香と同じ物はどれだったでしょうか?というのを当てるのです。

なかなか微妙な違いで、集中力が必要です。

 

全ての香を聞いた後に、写真左の紙に自分の感じた香の種類を順に記入します。

私は、一番目二番目が最初の「試」と違う「桃」、最後が「試」で聞いた「春」と感じたので、

「桃、桃、春」と記入。

名前を書いて回収されます。

 

全員の記入用紙が回収されたところで、正解の発表です。

私はというと・・・全問正解でした!

 

香道は、優雅で雅ですね。

一席がお茶に比べると長いですが、楽しいひとときを過ごしました。

 

 

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座ったまま動く

今週末のお茶会で、「半東(はんとう)」というお役目の勉強をさせていただくことになりました。

「半東」というのは、亭主と共に茶室に入って、お茶を運んだり飲み終わった茶碗を下げたりなど、

亭主と共に直接お客様のおもてなしをする係のことを言います。

 

今回の合同茶会で、我が社中は「濃茶」担当。

濃茶の茶室は小間と呼ばれる四畳半の小さめのお部屋ですが、

それでも一回につき最大12名のお客様が席入りされる予定です。

四畳半の中には炉が切ってあり、お点前をする人、

説明をされる先生、お客様が12人と座っているのですから、

空きスペースは広くありません。

そのわずかのスペースに入り、お茶椀を出したり下げたりします。

お客様は座っていらっしゃいますから、

半東も一度茶室に入って座ったら、膝の向きを変える、上がる、下がる・・・座ったままで仕事をこなします。

 

大切なのは、着物の前がはだけないようにすることです。

座ったまま向きを変える、上がる、下がる・・・などの動作は、注意しないと徐々に着物がはだけて来ます。

ですが、茶室内のこと、お茶様も見ています。

着物がはだけてしまってはいけないのです。

 

それから、お客様の目の前にお尻を向けるのもよろしくありません。

茶室の周辺をぐるりとお客様が座っていますから、

座る位置にも注意しないといけません。

 

こんな動きを、時には両手でお茶の入った茶碗を持ちながらします。

お客様の様子に注意を払いながら、自分の動きが邪魔にならないようにしつつ、

適切なタイミングで・・・

と、なかなかたいへんな仕事です。

 

今日お茶会前の最後のお稽古で、先生に色々なチェックポイントを教えていただきました。

最後に「あとは、その時の判断で」と先生。

あと数日、何度も頭の中でシュミレーションして・・・

当日は今の自分が出来る限り!、で頑張りたいと思います。

 

 

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古唐津

「古唐津」という言葉をご存知でしょうか?

暖かみのある、ほっこりとした焼き物です。

「古」というくらいですから、最近のものではありません。

古く桃山時代の焼き物です。

 

この古唐津をあつめた展示会が出光美術館で開催されているので

行ってきました。

是非、足を運びたかった展示会です。

思っていたよりも混んでいて、人気のほどが伺えました。

 

お茶の方では、「一楽、二萩、三唐津」或いは「一井戸、二楽、

三唐津」という言葉があります。

いずれも茶椀のことで、それぞれ楽焼、萩焼、唐津を指し、

茶人から見た格の順位を表しています。

 

古唐津にはたくさんの種類があります。

奥高麗、朝鮮唐津、絵唐津 斑唐津・・・

それぞれが魅力的な表情を持っています。

 

お茶の茶碗に使われる古唐津の中で最上の物は、奥高麗。

枇杷(びわ)色とも朽葉(くちば)色とも呼ばれる暖かみのある色合いを持つ茶碗は、手にも馴染みやすいような感じがします。

古唐津らしいと言われるのは、写真のような絵唐津の大皿。この皿で、直径が36cmあります。

絵唐津の絵は、どれものびやか。

 

展示の中には、近代の有名実業家達を虜にしたと言われるぐい飲みもあります。

 

出光美術館の古唐津コレクションは、質・量共に日本一とのこと。興味のある方は、是非この機会に「古唐津」と出会ってみて下さい。

 


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お雛さまのお泊り

ひなまつりが近づいてきました。

皆さんのお宅では、どんな雛飾りをされるでしょうか?

 

我が家のお雛さまはこんな感じ。

以前京都に行った際に買った伏見人形のお雛さまです。

京都式なので、お内裏様は向かって右。東京式は、左右が逆ですね。

お雛さまは、お内裏様に抱かれるように立っています。

 

我が家ではいつもお二人で寂しく過ごしていらっしゃるので、

毎年この季節になると、お茶の先生のお宅に遊びに行きます。

今年もそろそろ・・・、という季節になったので、

先日のお稽古の時に一緒に行きました。

 

こんな感じです。

 

先生の雛飾りは東京式なので、お内裏様は向かって左。

 

今年は初めて「お雛さまのお泊り」を思いつきました。

先生に「お泊りしても良いですか?」とお尋ねすると、

快く「いいわよ」というご返事。

お稽古に来る皆さんにも見ていただいて、一年に一度の

楽しいひとときを過ごしていただきましょう。

  先生のブログにもこの様子が。http://blog.goo.ne.jp/gsouwao/e/38e705bf00173e9332c7c903649687ca

 

ひなまつりが終わると、お茶会はもうすぐそこです。

わたしもこれからお稽古に集中して、

来ていただいたお茶さまにおいしいお茶を飲んでいただけるようにしたいと思います。

 

 

 

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お茶の展示会

この春、お茶に関する大きな展示会が開かれます。

一つは東京国立近代美術館の「茶碗の中の宇宙」展、

もう一つは東京国立博物館・平成館の「特別展・茶の湯」

です。

 

写真左の「茶碗の中の宇宙」展は、千利休の頃からお茶の茶碗として使われてきた「楽茶碗」を代々作り続きていた楽家の茶碗の展示です。

千利休の求めに応じて、初めて楽茶碗を焼いた楽家初代・長次郎の作品から、当代(十五代)までの作品がずらりと並ぶのですから、見逃すわけには行きません。

 

3/14(火)と4/1(土)には、15代楽吉左衛門さんの

サイン会もあります。

 

写真の右「特別展・茶の湯」は、読んで字の如し、室町時代から近代までの茶の湯の名品が一堂に会す、正に「特別展」です。

千利休や戦国武将が手に取った道具類や、近代の数奇者が蒐集した名品などが見られます。

「着物を着て行くと観覧料が100円引き」というサービス

もあるようですよ。

 

期間中は、両方の美術館を行き来する無料シャトルバスが運行されます(乗車には、展示会チケットの提示が必要)

 

どちらも混雑間違い無し(*_*)!

じっくりと拝見、というわけには行かないかも知れませんが、是非足を運びたいと思っています。

 

 


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濃茶を練る

来月、上野の国立博物館裏の庭園内にあるお茶室で、お茶会が開かれることになりました。

ここでのお茶会は二度目になります。

前回同様、先生のお仲間の社中との合同茶会です。

 

今回、我が社中は濃茶席の担当。

美味しい濃茶でお客さまをもてなしするべく、お稽古では既に特訓が行われています。

 

「お茶をいただく」というと、普通思い出されるのが

茶筅をシャカシャカと振って、泡立ったお茶をお出しする

「薄茶」と呼ばれる物。

今回担当の「濃茶」は、これとは違って、たっぷりと茶碗に入れたお茶を茶筅で「練り」ます。

 

濃茶の量は、一人3.75グラム。

今回は三人分を一椀で練る予定ですので、11グラム強のお茶を練ることになり、これはかなり加減の難しい仕事になるのです。

力任せに練るのではありません。

お茶の塊が残らぬように練りますが、あまり時間をかけていても

                         お茶の香りが飛んでしまいますし、手際良く練り上げるのです。

 

これがなかなか難しい・・・。

先日久しぶりのお稽古で力が入ってしまい、

濃茶を練った後、茶碗から出した茶筅が歪んでしまいました。

 

茶筅はご覧の通りの左右対称ですが、繊細なので直ぐに形が歪んでしまいます。

「あらあら、茶筅が曲がってしまったわね」

先生が、茶碗の中で数回振ると、あら不思議、元通りの対称形に。

歪みやすいということは、戻しやすいということでもあるのですが。

 

けれど、実際のお茶会の際に、お客様の見ている前で「あら、曲がってしまったワ」と歪みを直すことは出来ません。

お茶を練った後の茶筅は、速やかに茶碗から出して畳の上に立てますから、お客様の目に留まります。

やはり美しくなければいけません。

 

お茶のお点前は優雅に見えますが、実は気の抜くところは一つも無いのですよ。

 

 

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炭と香(こう)

先日夜咄の茶事が終わりましたが、まだ少し余韻に浸っています。

色々なことが思い出されますが、和ろうそくのほのかな灯りで五感が研ぎ澄まされて行く中で見た

炉の中の炭の様子・お香の香りは、普段なかなか経験出来ないものなので、特に印象に残っています。

 

お茶を沸かすために用意する炭は、炉用・風炉用で異なり、

それぞれ形や大きさなど細かいところまで決まっています。

千利休が「利休七則」の中で言っているように

    炭は湯の沸くように

つがなければなりません。

現在のように、つまみ一つで火がついたり火の強弱を調整したり出来ませんから、

途中で火が消えることのないように、慎重に炭をつぎます。

この「炭をつぐ」様子はお茶事の中では一つの見どころになっているので、

「炭手前」というものもあって、お茶事の最中にお客様の前で披露します。

 

(写真は「くらべて覚える風炉の茶道具 炉の茶道具」淡交社 より)


こちらの写真も上記の書籍より
こちらの写真も上記の書籍より

炭がつがれて炉の中が整ったら、火の起こってきた灰の中に、お香を置きます。

このお香もお香を入れる香合も、季節によって決まりがあり、炉の季節の交合は基本的に陶磁器で、お香は練香。

練香は、時間とともに、じっくりと薫ってきます。

話は変わって、こちらはぐっと気楽な我が家の香立て「草原の馬」。

スティックタイプのお香を立てます。

時々使っていますが

お茶事のあとお香を立てたくなって出してきました。

 

普段使いのお香は、お店に色々なものが出ていますね。

師走の忙しい日々の中、

ちょっとお香を使って、気持ちを落ち着かせようかしら?

 

 


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