畳に座る

一日一度でも、畳に座ることはありますか?

今では、自宅に和室の無いお宅も珍しくなくなりました。

大学の建築学科の学生さんでも、「六畳」とか「床の間」とか、説明しないとわからない場合があるそうです。

 

着物を着る方でも、「和のお稽古」でもしていない限り、畳に座る機会は少ないかもしれません。

茶道は畳に正座です。

基本的に、全ての行為を座って行いますから、正座のまま右を向いたり左を向いたり、上がったり下がったり・・します。

着物を着て、座ったまま体の向きを変えることは、最初のうちはとても難しいです。

右を向いて、はい元の位置に戻って、次は進んで・・・などとしている内に、前がはだけて長襦袢があらわに!

写真:雑誌「美しいキモノ」より
写真:雑誌「美しいキモノ」より

美しく動くためには、やはりコツがあります。

手が空いていれば、右膝を軽く押さえて、上前が開かないようにします。

けれど、茶道では大切なお道具を両手で持っていて、手が離せないことがあります。そういう場合も、なるべく着物がはだけないように動かなければなりません。

お茶の先生は、それこそはだけることなく、優雅に美しく体の向きを変えていらっしゃいます。

ああいう風に動きたい・・・といつも思います。

 

そして、気を付けなければいけないのが、座った姿勢から立ち上がる時です。

後ろに人の視線のある時は、必ず左右の踵を付けて立ち上がらなくてはなりません。

これはかなり大腿筋を使います。

楽だからと言って、左右の足を開いて立ち上がると、着物の裾から中が丸見えになりますよ。