ものさしの話

ちょっと寸法のことで気になることがあり、

昔から日本で使われてきた「ものさし」について

調べてみました。

 

現在、日本では1mm、1cm、1m・・・という風に長さを

測ります。

アメリカでは、1インチ、1フィート・・・と日本人の私たちには馴染みにくい単位で、

「5フィート3インチ」

などと言われても、直ぐにはピンときませんね。

日本でも、着物の寸法はまた別の測り方をします。

短い方から1分(ぶ)、1寸(すん)、1尺(しゃく)、1丈(じょう)・・・の鯨尺(くじらじゃく)というものさしを使っています。

この測り方は、呉服の世界では今でも現役です。

一般の方には馴染みがありませんから、インターネットで販売される着物などは、cmで表示してありますね。

 


 左の写真の木のものさしは和裁(着物)用で、鯨尺です。

一目盛りは「一分(いちぶ)」という長さで、10個で一寸、一寸が10個で一尺になります。

透明の定規は、普段使っているcm単位のもの。

下は、普通のメジャー(赤色)の裏に鯨尺(黒色)がついたものです。

 

大工さんの曲尺(かねじゃく)は、同じ「1寸」でも

またちょっと長さが違います。

ですから、ちょっとアタマの片隅に記憶した寸法が曲尺のものだったりして、それを基準に着物に当てはめようとすると

                             おかしなことになりますから、ご注意くださいね。