薄茶と濃茶

「結構なお点前(てまえ)で・・・」

というセリフ(?)は皆さんご存知ですね?

これはお茶を一口いただいた時に、点(た)てて下さったご亭主にする感謝を込めた挨拶です。


このところ、真夏のような暑さが数日続いていますね。

つい冷たい飲み物ばかり飲んでしまいがちですが、冷房で冷えたカラダに暖かい飲み物も良いものです。

お抹茶をいただくというと一般に知られているのは、茶碗の中で茶筅(ちゃせん)をシャカシャカと振って、なんとなく泡立ったお抹茶をいただくものですね。こちらを正式に「薄茶

(うすちゃ)」と言います。

薄茶の前には、干菓子をいただくことが多いです。

それに対して「濃茶(こいちゃ)」というのがありまして、こちらは茶碗の中にお茶を入れて、茶筅で練り上げます。

「練る」くらいですから、どろっとしています。

こちらのお茶は舌にも

お腹にもは少し重たいですから、いただく前のお菓子は主菓子といって、餡などを使った生菓子が中心です。

       茶道では、こちらの濃茶の方が正式です。



中国からもたらされたお茶が、現在の私たちのように自由にいつでも飲めるようになるまでには長い歴史があります。

お茶はもともと「薬」でした。

最近お茶の効用がよく話題になっていますね。

日本にもたらされた当時は、庶民が飲むことなどできない高価なものだったのです。

「薬」だったからでしょうか、

ちょっと体調良くないわあ・・・と思いながらお稽古に行って

お茶をいただいてスッキリした、ということがありますよ。

また、カフェインが入っているので、

たくさんいただくと夜眠れなくなる人も・・・。

 

いずれにしても忙しい日々の中で、

ゆっくりとお抹茶をいただける時間を持てることは幸せです。

いつも感謝していただいておりますよ。