下駄の話

          写真:「和装小物のお洒落」世界文化社
          写真:「和装小物のお洒落」世界文化社

浴衣の季節になり、下駄を履く機会のある方もいらっしゃることでしょう。

 

一口に「下駄」といっても、

様々な種類がありますね。

台や鼻緒の素材、台の形や厚み、歯の高さ・・・、

台は素材そのままの物もありますが、

塗りのものもあります。

その塗りも、地域によって様々なものがあります。

 

浴衣に履く場合は素足ですから、白木のままですと指の跡が残ります。

塗りのものを選んだ方が、後のお手入れが楽ですね。
 

台の素材にも桐・杉・松・檜など様々ありますが、

桐が最高級とされています。

その中でも、左右ともに木目が緻密に平行に揃った柾目で、

且つ歯も含めて一本の桐から作られたものが最上品です。

これを「連歯下駄」と言います。

これとは違い、別の材料で作った歯を差し込んだものを

「差し歯下駄」、台と歯を接着剤で付けたものを「継ぎ歯下駄」

と言います。


昔の小説を読んでいたら、「はり柾」という言葉が出てきました。

これは安物の下駄に、「柾目」に見せるために台にだけ柾目の板を

貼ったという、少し悲しい場面でした・・・。

ところで、「きものカルチャー研究所/着こなし講座」では、鼻緒のすげ替えの勉強が出来ますよ。

これをマスターすれば、ご自分で好きな鼻緒に取り替えることが出来ますね。