夏の旅行③牛首紬

こちらも是非足を運びたかったところです。

福井県から山を越えて石川県白山市白峰へ。

この白峰地区は日本有数の豪雪地帯ですが、古い町並みが保存されていて、

「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

そしてここでは着物通の間で有名な「牛首紬(うしくびつむぎ)」が織られています。

 

写真の看板にある白山工房では、繭から糸を挽き出すところから、

実際に織っているところまで、直接見学させていただくことできます。

 

牛首紬は別名「釘抜き紬」とも呼ばれます。

着物が釘に引っ掛かって破れてしまうのではなくて、

逆に着物に引っ掛かったら釘の方が抜けてしまう、それ程丈夫な紬だよ、という意味です。

 

牛首紬の糸は緯糸に玉繭から挽き出した糸を使用します。

玉繭というのは、繭の中にカイコが二匹入ったもので、極細の繭糸が2本絡み合いながら挽き出されます。

この糸に節が出て、牛首紬独特の風合いが生まれるのです。

牛首紬はこの糸取りから機織りまで全て手作業で行います。

工房の中の写真は撮れなくてお伝え出来ないのが残念ですが、なかなかたいへんな仕事です。

 

牛首紬は、現在生産の9割が白生地なんだそうです。

それを染めて着物にするわけですね。

縞柄などのように先に糸を染めてから織る反物も、

手織りですので同じ柄も4反までなのだとか。

ですから、やはり気軽に買えないお値段になりますね(*^^*)。

ですが、せっかく足を運んだので、

手の届く範囲の小物入れを買ってきました。

牛首紬の雰囲気が伝わりますでしょうか?