実りのデザイン

近所の田んぼでは、稲の収穫の時期を迎えています。

今年は雨が多くて、なかなか一度に収穫が出来ないようですが。

 

私は、この「田んぼ一面にお米が実った景色」が大好きです。

 

  実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな

 

というのも、なかなか好きな言葉です。

 

春に田植えをした稲が秋に無事に収穫できることは、昔から私たち日本人にとっての願いであり、

実際に豊作であったよ、というのはたいへん幸せなことでした。

ですから収穫の後は各地それぞれ収穫祭をして、神様に報告とお礼をします。

そんな大切なお米ですから、「お米が実った」景色は様々なデザインに用いられています。

 

まずは着物。

こちらは留袖です。

稲穂だから秋ということではなくて、五穀豊穣・子孫繁栄を意味するおめでたい柄として使用されています。

こちらは、茶道具の棗(なつめ)です。

このデザインのものを「徳風棗(とくふうなつめ)」と言い、決まったデザインです。


蓋には「一粒万倍(いちりゅうまんばい)」と書いてあり蓋を開けると、その裏に籾が蒔絵されています。

 

今年のお米の収穫具合はどうでしょうか?

これから新米もいただけますね。