池田重子コレクションより「冬のおしゃれ」

以前にも、着物コレクター池田重子さんのお着物の中から、

「春のおしゃれ」について紹介しました。

その池田重子さんが、昨年10月に亡くなったことをご存知の方もいらっしゃることでしょう。

 

横浜の資産家のご令嬢として生まれ育った池田さんのコレクションは

どのコーディネイトをみてもステキなものばかりですが、

今回は今の季節に合わせて、「冬のおしゃれ」(発行/実業之日本社)からご紹介したいと思います。

 

まずはこちらの羽織。

赤鬼・お多福などを染めたもので、雑誌掲載時に問い合わせが殺到し、急きょ復刻して流通させたという

いわくつきのお洒落な羽織です。

これから節分の頃にピッタリですね。

上の写真は、お正月の装いです。

写真が小さくてよくわからないかもしれませんが、

黒繻子の帯に締め飾りの刺繍がしてあります。

帯留は、木彫りの獅子頭。

着物は縞お召。

きっぱりとした江戸前の粋な装いです。

 

右は雪持の梅を刺繍した半衿。

寒さの厳しい今頃、こんな半衿で衿元を飾るとステキですね。

 

下の写真は、梅柄を染めた帯にうぐいすの帯留。

春が待ち遠しいわあ、というコーディネイトです。

 

池田重子さんのコレクションは、時々展示会として拝見出来る時があります。

今発売中の「美しいキモノ・冬号」でも、追悼特集が組まれていますよ。