「芹澤銈介」展

是非行きたいと思っていた展示会に、先日やっと行くことが出来ました。

東京国立近代美術館・工芸館で行われている「芹沢銈介のいろは」展です。

 

芹澤銈介(せりざわ けいすけ/1895~1984)は日本を代表する染色家で、

海外でも個展が開かれています。

1956年に人間国宝に認定され「型絵染」という概念を創りました。

そのデザインは、柳宗悦の民芸運動や沖縄の紅型などから

強く影響を受けたと言われています。

 

自由でのびやか、そして豊かな色調で表される様々なデザインは、

私たち日本人にはどこか懐かしさを感じさせます。

けれど、少しも古びることのないそのデザインは現在でも生きていて、

今でもあちらこちらで目に留まります。

                    展示会には、外国人の方も来ていました。

                   

着物もたくさん染めています。

ご本人は、反物から着物に仕立てる際のデザインに関する様々な制約に悩みながらも、逆にそれが、効果的な柄の配置や大きさなどを考えるきっかけになったと語っていらしたそうです。

 

のれんは、芹沢さんが最初に手掛けた仕事だそうですが、

説明の中に面白い文章がありました。

「(のれんは)内と外との境界を設けながら、翻る軽やかさによって線引きはあくまで曖昧、しかも絵が寸断されても了解されるありようもまた極めて日本的」

 

その他にも、本の装丁やカレンダー、小物類など、

多岐にわたる芹澤作品を鑑賞することが出来ました。

 

展示会は5月8日(日)までです。

興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

工芸館のある「北の丸公園」はちょうど新緑も美しくて、

散歩をしても気持ち良いですよ。