風炉の季節

        風炉に釜をかける
        風炉に釜をかける

そろそろ衣替えの時期が近づいてきました。

温暖化に伴って、以前のような「夏服は6月から」という決まりもゆるくなってきましたから、既にもう夏服という方もいらっしゃることでしょう。

 

着物の世界では、その辺りの切り替えは厳密です。

お洒落着こそ気温に合わせて自由ですが、正式な場所では今でも

「5月いっぱいは袷」

という決まりです。

 

茶道の世界でもこの辺りの切り替えは厳密で、

「5月から風炉」という決まりです。

つまり、お茶の方では5月からきっぱりと夏仕様になるワケです。

 

風炉というのは、写真のような畳の上に独立した炉を指します。

冬の間、部屋の真ん中の畳にあった「炉」を閉じて、これからの暑い季節は火をお客様から少し遠ざけるのです。

この「風炉」は、10月いっぱい使います。

 

夜咄の茶事に使う手燭
夜咄の茶事に使う手燭

ところで、夏の茶事といえば「朝茶事」です。

本来ならば盛夏の朝5時頃から始まって、

お客様には日が高くなる前にお帰りいただくというのものです。

今年は社中でこの茶事を計画された方がいて、

私も勉強を兼ねてご一緒させていただくことになりました。

 

というのも、暮れに冬の代表的な茶事「夜咄(よばなし)」で、

おもてなしをする「亭主側」の役目をする予定でいるからです。

「夜咄の茶事」は、電気を消して写真のような手燭の明かりで

行うとても雰囲気のあるお茶事なんですよ。

                        このお話は、いずれまた・・・。