紅花染

今回も、前回に引き続き米沢紬。

その中の紅花染について書きます。

 

ご存知のように、山形県は昔から紅花の産地でした。

収穫された紅花は、最上川で河口まで運ばれて、

船で酒田から敦賀へ。

そこから琵琶湖を渡り、京都や大阪に運ばれました。

 

紅花は染料だけでなく、化粧用の紅にも使われました。

紅花の中でも山形県の「最上紅(もがみべに)」は

最高級品だったそうです。

 

 

 

米沢では、伝統的工芸品に指定された織物以外にも様々な織物が織られていますが、有名なのは紅花染。

化学染料を多く含んだ紅花染も出回る中で、

「本物にこだわった紅花染を手がけよう」ことで

新しい動きが始まっています。

※左は紅花、右は紅餅。紅餅は紅花の花びらを加工し

 餅状にして乾燥させたもの。


前回書いた「置賜紬伝統織物協同組合」の中から、

有志により「山形紅花染織同人協議会」が結成されました。

この協議会では「最上紅」を栽培するところから手掛けています。

そして、一緒に栽培する農家の人も含めて、

紅花仲間を「紅人(くれないびと)」と呼んでいるのです。

そして、栽培から加工までの工程にも一定の統一した規定を作り、

「山形紅花染ブランド」を確立、平成19年から販売をスタートさせました。

 

この「山形紅花染ブランド」にも証紙があります。

山形県産紅花100%で染めたものは赤ラベル。

山形県産紅花と他の天然染料で染めたものはピンクラベル。

山形県産紅花と、他の天然染料や化学染料を加えて染めたものは黄ラベル。

こちらも、わかりやすいですね。

 

とても憧れていた紅花紬です

やはり現地で直接お話を聞くというのは、

教えていただけることがたくさんありますね。

とても幸せな時間を過ごしました。

 

ここ米沢では、紅花染への愛情とともに、伝統のある山形

紅花染を正しく伝えて行こうというパワーも感じました。