和ろうそく

今回の旅行で、予定していたものの1つに「会津で和ろうそくを買う」というのがありました。

なぜ「和ろうそく」かというと、年末に「夜咄の茶事」というお茶事を計画しているからです。

 

夜咄の茶事というのは、夕方から始まる茶事です。

冬に行われるのが一般的ですが、今の時期と違って日が暮れるのが早いですから、

茶事が始まる夕方5時頃にはもう既に薄暗くなっています。

そんな中、蛍光灯の明かりではなくて、昔のようにろうそくの灯りで進行するとても趣のある茶事なのです。

 

ところで、和ろうそくの大きさは「匁(もんめ)」という重さで測ります。

1匁は、約3.75グラム。

これで言うと、お茶事で使用する色々な長さの和ろうそくの中の「手燭用」は、

二十匁(約75グラム)の少し大きめの物を使用します。

 

和ろうそくと普通のろうそくの大きな違いは、

和ろうそくが植物性の材料で出来ているのに対し、普通のろうそくは石油系パラフィンでできていることです。

和ろうそく作りは、すべての工程が手作りで大変な手間がかかるため、普通のろうそくと比べてしまうと高価です。

ただ、和ろうそくの火は優しく、火持ちも良いという人もいます。

和ろうそくのは、漆やハゼの実から搾り取った「ろう」から作ります。

会津は漆器作りが盛んで漆が身近にあったので、

ろうそく作りが盛んになったとも言われています。

高温のろうを、直に素手で塗り付けるところ
高温のろうを、直に素手で塗り付けるところ

実はこの「夜咄の茶事」はまだ計画段階なのですが、

自分で足を運んで手に入れた和ろうそくの灯りで、

年末に無事夜咄の茶事が実現出来ると嬉しいです(*^^*)。