日本の灯り

暮れの「夜咄の茶事(よばなしのちゃじ)」に向けて、時間のある時に本を読んだり予習をしています。

「夜咄の茶事」は読んで字のごとく夜に行われる茶事ですが、蛍光灯を使いません。

昔からの「日本の灯り」を使うとても趣のある茶事なのです。

 


まずは 行灯

茶事の始まる前、

お客様にお待ちいただく

「待合」で使います。

ほのかな灯りに、

これから始まるお茶事への期待が膨らみます。

 

行灯には、灯りの部分が四角い角(かく)行灯や円柱型のもの、透かし模様が入ったものなど色々なデザインがあります。

 

お茶事の最中、茶室の中を照らすのは 

短檠(たんけい)

上部のお皿の中に油が入っていて、白く伸びた灯芯に火をつけます。

この灯芯の数で明るさを調節します。

月が明るい夜には灯芯を増やして、月明かりに負けないようにするそうですよ。

 

そして、何といっても

    和ろうそく

の灯りです。

和ろうそくの灯りは普通のろうそくと比べると、とても暖かみがありますね。

この和ろうそくを、お茶事の進行中手燭や膳燭の灯りとして使います。

 

こちらは 手燭

取っ手がついているの

で、持ち運びができます。

 

こちらは 膳燭

懐石をいただく際に、

お膳とお膳の間に置きます。

それでもほの暗い中でお料理をいただくことになりますが、

見えない分だけより一層味わい深くいただけるように思います。