「漆工芸の美」展

前回書いた世田谷美術館に行った日に、近くだったので寄った展示会です。

静嘉堂文庫美術館で開催中の「漆工芸の美」展。

この美術館は三菱の創始者・岩崎彌太郎の弟彌乃助とその長男小彌太の父子二代が蒐集したものを所蔵しています。

今回はその中から、優れた漆工芸作品の展示です

 

漆工芸といっても様々ですね。

私は漆工芸が大好きなんですが、印籠や重箱、硯箱など、

美しい手の込んだ数々の作品に目を奪われました。

日本の手わざは本当に繊細ですね!

 

今回拝見して驚いたのが、下の天目茶碗。

茶碗は油滴天目で重要文化財です。

台は「花卉堆朱天目台」。

どちらもかなり大振りで

茶碗741g、台が805g

とのこと。

天目台が堆朱ということで漆ですが、装飾がすばらしいです。

 

そしてこちらは、唐物茄子茶入「利休物相」を乗せるために、小堀遠州が見出した宋代の漆作品「双魑龍堆黒稜花盆」。

存在感があります。

 

 

 

 

その他にいくつか棗の展示も。

 

また、大阪夏の陣で罹災した「付藻茄子」と「松本(紹鴎)茄子」も、その修復が漆で行われたということで

X線写真とともに展示されています。

(会期中、展示品の入れ替えがあり)

茶道を勉強されている方には、なかなか興味深い展示だと思います。

 

その他、中国・朝鮮・琉球の漆工芸品の展示もあります。

 

展示会は12月11日(日)まで。

私はこの美術館へ初めて行ったのですが、

入り口までちょっと長い登り坂でした。

着物ではちょっと大変かも知れませんので、ご注意を。