昨日、無事に夜咄の茶事が終わりました。
夏頃から計画していた茶事でしたが、和やかに楽しく行うことが出来ました。
季節柄、お茶事の前に風邪を引いてしまった方もいらっしゃいましたが、
早めにお医者に行ったりして、皆さん万全の体制。
かくいう私も、お茶事二日前にDOWN(前日でなくて良かったわあ~)。
けれど前日には復活し、席中も咳き込む方はいらっしゃらず、お茶事は穏やかに進行しました。

今回は頑張って主菓子を手作りしました。
本に作り方は書いてあっても、普段お菓子作りをしないので、最初はなかなか納得の行くように出来ませんでした。
けれど、何事も経験(!?)ですね。
何度か回を重ねるごとにコツがつかめてきて、
お茶事近くなって、やっとお客様に召し上がっていただけるものが出来ました。
「手作りする」というのはそれだけでお茶事の「ご馳走」になります。
作った側の苦労を想ったり、味わった側の感想など・・・買ってきたものでは生まれない、
席中でお話しの何よりの材料になるのです。
手作りしたのは、私だけではありません。
懐石料理を担当して下さった方は、献立に悩んで眠れない夜があったとか。
お干菓子担当の方も、お忙しい合間をぬって手作りの品を。
亭主側のそれぞれが、お客様に喜んでいただこうと思いを込めました。
昨晩は、ホッとしながらもお茶事の様子が思い出されて、ちょっと興奮して(!?)よく眠れませんでした。
今回至らなかった点は、また次回への課題です。
寒い中、夜遅くにいらして下さったお客様の皆さま、一緒にお茶事の準備をして下さった亭主側の皆さま、
そして何より、このお茶事のために色々準備して下さった先生、どうもありがとうございました。
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