宝尽くし

先日買い物に出かけた際に、目に留まって買った器です。

九谷焼の5枚セットで、柄は宝尽くし。

黄色い色も、ちょっと珍しいように思います。

絵付けの色もとても綺麗で、迷うことなく買ってしまいました。

年末年始に来客の予定があるので、早速食卓に登場するかも知れません。

 

ところで、伝統的な宝尽くしの絵柄の意味をご存知ですか?

日本では、江戸時代の初め頃から流行したのだとか。

現代の私たちにしてみると「?」というようなものも描かれています。

 

打出の小槌や金嚢(きんのう)はわかりますね?

打出の小槌は大黒さまの持ち物で、

一振りすると願いがかなうというもの。

金嚢は砂金の入った袋です。

上の写真の一番右は隠れ笠で、身に付けると姿をかくせるという鬼や天狗の宝物。

同様に隠れ蓑というのもあります。

一番左は丁子(ちょうじ)。

舶来香料として珍重され、

乾燥させて薬や染料としても使われました。

 

 

 

 

「宝尽くし」の中には、その他に土蔵の鍵や

経巻や絵巻物を意味する巻物、

仏像の持ち物で、悪や煩悩を断ち切る宝剣、

僧が説法をする際に用いる如意・・・などもあります。

 

物によって、全てが描かれているワケではありませんし、

描かれ方も様々です。

「宝尽くし」の中に描かれた宝物は、現代の私たちの生活からはちょっと想像出来ないものですが、

「宝」の意味が分かると、楽しさが深まりますね。

 

宝尽くしの文様は、お茶の道具や着物・帯などにも使われます。

これからのお正月に、宝尽くしの帯を締めて・・・

というのも良いですね。