季節の移ろい

昨日は冬のような寒さで再びコートを出してきて着ていたのに、今日は気温も上がって暖かい一日でした。

毎週末雨に降られていた桜も、この辺りでは散り始めたとはいえ、まだ綺麗な花を咲かせています。

 

暑がりの私としては、だんだん気温が高くなってくると、

着物でいるのもじっとしている間は良いですが、

いざ動き始めると、汗との戦い・・・という季節になってきました。

 

お茶のお稽古もその一つ。

火の前に着物を着て座っているのですから、寒い季節は良いですが、気温が高くなってくると、汗が流れてきます。

お茶は、5月からが風炉の季節で夏仕様。

けれどその一ヶ月前の4月は、冬半分・夏半分ということで、

写真のような「透木釜(すききがま)」と呼ばれる釜を使います。

釜の回りにぐるりと羽根がありますね。

このために、炉に釜をかけた際に、釜下の炭火の熱が上がって来ないようになっているのです。

実際、通常の釜よりも暑さを感じません。上手く出来ていますね。

 

話は変わって、こちらの写真は着物用の肌着。

今年は、着物を着た時の暑さ対策に、

ワンピース型の麻の肌着を買いました。

麻は肌につかず、とても涼しいですね。

この肌着はしかも楊柳なので、さらにサラッとします。

暑がりの私は、着物も洋服も麻が好き。

麻は、洗濯してもすぐに乾きます。

麻の着物は、洗って形を整えて干すだけでアイロン不要です。

着物も本来は5月一杯は袷の季節。

けれど近年の温暖化で、正式な場所以外では、5月下旬にとても袷は着ていられません。

洋服でも、最近はゴールデンウィークの頃に夏日で半袖を着ていることもありますね。

着物にはある程度のルールがありますから、まずは見えないところから「夏仕様」を始めてみました。

これから着物も季節の移ろいと共に、春から夏へ、着心地や印象の軽やかな物へ・・・

と少しづつ変わっていくことになります。