先日の授業で、生徒さんがご自分の浴衣をお持ちになりました。

藍地にあさがおが白抜きされた柄で、藍と白のコントラストがキッパリと美しく、「やっぱり藍はいいわあ」と思いながら拝見していました。

 

藍には色々な種類があります。

インド藍、琉球藍・・・日本の藍はタデアイから作られ

ジャパン・ブルーとも呼ばれています。

 

そんなことを考えていたら、昨日テレビで藍に関する番組を2本やっていました。

どちらも再放送ですが、改めて見るとまた幾つか教えられることがありました。

一つは「美の壺/藍染め~ジャパン・ブルー再発見」。

この中に、福本潮子(しほこ)さんという藍染めを中心に活動されている染織家の方が出ていました。

福本さんによると、色の中で藍ほどグラデーションに巾のある色は無いとのこと。

福本さんは、葛飾北斎の富嶽三十六景の中の「甲州石班澤」の藍の表現に、触発され続けているのだそうです。

富嶽三十六景/甲州石班澤
富嶽三十六景/甲州石班澤


もう一つは、志村ふくみさんの「四季と心をつむぐ”色”」。

この中に藍染めについて語っていらっしゃる場面がありました。

志村さんは藍甕で藍を育てていらっしゃいますが、

「色にいのちがあるってことを教えてくれたのは藍」

「色は(単なる)色ではない」

志村ふくみ作「夜の湖」
志村ふくみ作「夜の湖」

最後に、こちらは私の手提げ。藍染めの弓浜絣です。

深い藍色に染められていて、一目で気に入って買いました。

木綿生地の普段使い。

お茶のお稽古の日に使っています。

 

藍色に染められたものは、

どこかほっとして落ち着きますね。

日本人には、とてもよく似合う色だと思います。