羽織のはなし

着物を着始めたばかり、という方には「着物の上着」までなかなか手が回らないかもしれませんが、

着物を着慣れてくると、「着物の上に羽織物無し」というのは、ちょっと恥ずかしいような心持ちがしてきます。

 

「着物の上着」は防寒のためばかりではありません。

何より、大切な着物を汚れから守ります。

まだ着物を着慣れない方には、例えば綺麗に結べないお太鼓を隠してくれたりする役割もありますね(#^.^#)。

 

「着物の上着」には、大きく分けてコートと羽織があります。

コートは洋服の時と同様、部屋の中で着ていてはおかしいですから、玄関で脱ぎます。

 

羽織は、洋服で言うところのジャケット。

ですから、室内で着ていても構いません。

 

羽織には、羽織紐を選ぶ楽しみもあります。

最近の羽織紐には取り外しのしやすい金具が付いていて、

簡単に交換出来るようになっています。

写真の羽織紐は、金具式のマグネットタイプ。

結ぶ手間がありません。

もちろん、金具式で結ぶタイプの物もあります。

 

写真はこれからの季節に着る紗の羽織。

秋口まで着られます。

 

羽織紐をこれからの季節は写真のような白い色、秋口にはもっと濃い色に取り替えて・・・、ということも出来ます。

羽織紐は帯の真ん中辺りに来るので、結構目立ちますよ。

 

帯の地色、帯締めの色、帯揚げの色、そして羽織紐の色・・・

ここにもコーディネイトの楽しみがあります。

金具式の羽織紐は簡単に取り替えられますから、羽織紐をいくつか用意しておいて、

その日のコーディネイトに合わせて、羽織紐を替えても良いのです。

 

本当に、着物のコーディネイトの楽しみに終わりは無いのですね。