「URUSHI」展

佐倉市の国立歴史民俗博物館で開催中の「URUSHI」展に行ってきました。

今回の展示会では、植物の種類として表記する場合は「ウルシ」、

人間の文化としての表記は「漆」、両方の場合は「URUSHI」ということで、

植物としてのウルシから最新技術に使用される漆まで、広範囲な内容となっています。

 

茶道具の中にも、漆加工されたものはたくさんあります。

現在国内で使用される漆の98%が輸入とのこと。

わずかな国産ウルシの中の7割が、岩手県二戸市浄法寺産です。

会場の入り口近くに、浄法寺での漆掻き作業の映像が流れていました。

たいへんな苦労の上に、日本の漆が支えられていることを実感しました。

 

博物館の常設展内では、今回の「URUSHI」展に合わせて「楽器と漆」という特集展示も行っています。

和楽器の笙や笛・琴・・・などには、美しい漆工芸がほどこされたものがたくさんあり

それらをずらりと並べて見せてくれます。

 

余りの美しさにうっとりしていたところ、急に館内が真っ暗に!

実は外では急な落雷で、停電になったのでした。

直ぐに通電するだろうとその場で待っていましたが、なかなかつきません。

この間、これらの素晴らしい楽器と暗い部屋に一人きり・・・。

なんだかちょつと贅沢な気持ちがしました。

間もなくして、無事に電気はつきましたよ。

 

出口にはこんな車が。

含漆UV塗装の自動車だそうで、紫外線を当てると硬化するのだそうです。展示会のなかでは、こんなURUSHIの新技術も見ることが出来ます。

 

私も漆製品は大好きなので、この日のお土産は漆塗りのブックカバー。凹凸の文様がある紙に、新素材の漆を塗ったものだそうです。漆なので堅牢とのこと。

少しの水ならば、はじくかもしれませんね。

展示会は9月3日(日)までです。