中置(なかおき)

10月に入って日も短くなり、このところの雨続きで寒くなってきました。

10月になると「今年も残すところ・・・」などという気持ちになって来ます。

年賀状やおせち料理の予約の話もちらほら。

これから暮れまでは毎年あっという間に過ぎて行きます。

 

茶道の方では10月一杯は「風炉」で夏仕様。

ですが、少しづつ涼しくなって「炉」に向かう今頃の季節を、特別に「名残」と呼びます。

「風炉」の季節だけどもう秋ですね、という感じでしょうか。

 

今月のお稽古では、「中置(なかおき)」というこの時季限定のお点前をしました。

夏の間、お客様から離して置いてあった風炉(火)を少し近づけ、

お客様の近くにあった水指を離します。

お点前しているのは、恥ずかしながら私です(#^.^#)。

先生が撮って送って下さいました。

 

この他にも、今月は先生もこの時期限りのお道具を色々出して来て、

お稽古して下さいました。

五行棚、やつれ風炉、徳風棗・・・。

 

毎日忙しい日々を過ごしていますが、

先生のお宅でお茶のお稽古をする時は、静かな気持ちになれます。

お湯の沸く音、お湯を注ぐ音、茶筅をふる音・・・

                      そして美味しいお菓子とお茶(あっ、これこそ!)。

 

お点前は何回やっても忘れてしまいますが、

優しい先生のお陰で、束の間の大切な時間をいただいています。