思い出の着物や帯をリメイクして

自分の母や祖母から譲られた着物や帯をお持ちの方も、たくさんいらっしゃることでしょう。

それを実際に自分で着ていらっしゃる方もいれば、

譲られてもなあ・・・とお困りの方もあると思います。

 

今朝テレビのニュースの中でそんな着物や帯のリメイクされている方が紹介されていました。

(最初ちょっと見逃してしまい、どちらでされているのかわかりませんでしたが。)

番組に中でたまたま紹介された方は、40数年前のご自分の七五三の際にお母様が買って下さったという

蝶の柄の帯のリメイク。

「蝶は幸せを運んで来てくれるのよ」

と言ったお母様の言葉と共に、大切に保管されてきた帯です。

お母様の思い出の詰まった帯を、形を変えてでも何とかして残したい・・・

そう思ってこちらを尋ねたようでした。

結局この帯に織りこまれた蝶は、形を変えて甦りました。

ご本人用にトートバッグ、二人の娘さん用にポシェットにそれぞれ生まれ変わったのです。

バッグに生まれ変わった帯をみたとたん、「嬉しい!」。

この方の目から涙があふれていました。

 

肉親が着ていた着物というのは、なかなか処分出来ないものですね。

右の写真は、私の母が着ていた塩沢の着物を名古屋帯にリメイクしたもの。この着物を着た、まだ私が幼い頃の母の写真が残っています。

 

母はまだ元気でいますが、

もう着物は着ないということで譲り受けました。

塩沢の生地に絞りが入っているのが珍しく、何とか着物で着たいと思いましたが、自分の寸法に仕立て直すのに裄丈が足らず、

迷った末に名古屋帯にしました。

毎年初夏になるとよく締めています。

なんということもない帯ですが、

私にとってはやはり大切な帯なのですね。