着物姿に魅せられて

数日前のことです。

偶然、ステキな着物姿の方をお見かけしました。

 

その方は私の目の前に突然現れました。

私の母より少し年上という感じがしたので、御年90歳少し前?

まず目に留まったのが、首元の白い半衿。

ネズ色の着物に、紺色の紗の羽織をお召しでした。

残念なことに私の目が悪いせいで、一寸の間で着物の細かな柄まで把握することは出来ませんでしたが、

無地ではなくて、何か細かい織の模様が入っているようでした。

その方はあっという間に私の横を通り過ぎて行かれましたが、思わず振り返った私の目に飛び込んで来たのは、

またしても足元の足袋の白さでした。

白髪をきれいに結い上げて、背筋をまっすぐにスッと伸びた後姿。

羽織の背縫いと着物の背縫いがぴったりと一直線になった凛とした後姿は、この方のお人柄を物語るようでした。

 

着物が完全に自分の物になっている・・・年齢を重ねて、この方のような着姿になることは憧れです。

それは着付けの本に書いてある「着物の着方」というのとはちょっと違う話です。

若い方の振袖姿はもちろん美しいですが、「年齢を重ねてこその着姿」というのもあります。

長い年月をかけて着物を着込んで、「その人」が表れる「着姿」というものですね。

 

着物姿は、やはりキリッとしていなくてはいけません。

これから夏に向かって暑くなって行きますね。

着物を着るには覚悟が必要になってきますが、どんなに暑くても見た目は涼し気に行きましょう!