「墨跡と陶芸展」の添窯

お茶の先生が画廊の催事の添窯の依頼を受けて、

社中の有志でお手伝いをすることになりました。

催事の内容は写真の通り。

茂原市にある両忘禅庵というお寺の大木宗完住職が自ら手捻りされた

茶道具と、数々の墨跡が展示されていました。

このお寺の別院がアメリカにあって、禅と茶道の「日本文化研修センター」を建設中とのこと。この費用に充てるために催された展示会です。

禅宗のご住職で、ご自身もお茶をされるということで、

その作品は侘びたもの。ステキなお道具が並んでいました。

掛け軸の墨跡は、写真にもあるように、この趣旨に賛同されたそうそうたる老師方の筆がズラリと。

 

折角なので、軸に書かれた禅語の説明をお願いしましたが、

「本来禅語の意味は自分で考えるもの」とおっしゃって、

説明を途中でお止めになりました。

こうしたお話も貴重に拝聴しました。

 

展示会の一角には、ご住職が書かれた色紙や短冊もありました。

よく知られたものばかりです。

この日の記念に、みんな一つづつ手に入れました。

私が手に入れたのは、富士山の絵と共に

「晴れてよし 曇りてもよし 不二乃山 元の姿は変わらざりけり」と書かれた色紙。

これは山岡鉄舟が、東京から三島の龍澤寺に参禅に通っていた時に、富士山を見て読んだ歌だそうです。

実際に歴史的背景のある歌だそうですが、先のご住職のお話のように、それを知らなくても、自分自身に重ねて考えて良いワケですね。

 

お手伝いに行ったつもりが、なかなか有意義な一日になりました。