きおろし きもの教室                            ブログ


ゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィークは、結構長くお休みが取れる人もいて、

円安の中海外旅行に行かれた方もたくさんいらしたようですね。

関東地区も、ゴールデンウィーク後半はお天気に恵まれました。

 

私はお墓参りも兼ねて、横須賀の実家へ。

行きに、日本橋の三井記念美術館で開催中の「茶の湯の美学」という展示会に寄りました。

展示会の副題が「利休・織部・遠州の茶道具」ということで、

この方々が実際に使っていた茶道具類もズラリ。

なかなか見応えのある展示会でした。ご興味のある方は、6月16日までです。

 

横須賀ではお墓詣りの後、妹と港に面したヴェルニー公園へ。バラが綺麗に咲いていました。→

色々な種類のバラが植えられていて、これから咲く品種もあります。

ちなみに下の写真の左は「ローズ ヨコハマ」、

右は「シャルル ドゴール」という名前だそうですよ。


少し時間が余ったので、電車で実家の最寄り駅まで戻り、「くりはま花の国公園」へ。

この公園は実家から歩いて行けるところにありますが、市営で無料。

園内に子供が楽しめる遊具やハーブ園もあり、遠くからも家族連れなどが訪れて、賑わっています。

園内はかなり広いですが、アップダウンもあり、隅々まで歩くと、

かなり運動になります。

 

この日はカラッと晴れて、東京湾を挟んで海の向こうの千葉県まで

くっきりと見渡せました。

 

ところで話は変わりますが、こちらに帰宅後、新しいテレビを買いに行くことになっていました。

最近時々テレビのご機嫌が悪くなることがあり、

突然壊れても困るし、買ってからずいぶん経つので、買い替えることにしました。

 

連休の前半に電気店で見積もりを出してもらっていましたが、その金額は「連休中限定ですよ」とのことでした。

その見積書を持参して、無事に購入して帰宅すると、たまたま近くに住む姪と甥が遊びに来ていました。

「新しいテレビを買ってきた」というと、テレビを車から降ろして家の中に運び入れ、開封後ちゃっちゃと配線をして、

30分くらいで見えるようにしてくれました。

おばちゃんは感激です!

若いってすばらしいなああ。

テレビは快調です~。

 

 

茶花を探して

お茶のお稽古を始めてから、お稽古の際に花入に入れるお花の心配をするようになりました。

今までお茶の先生から、「いつもお花とお菓子の心配をしているの」と伺っておりました。

今までは「ふ~ん」って感じで聞いていたのが、実際に自分でお稽古の準備をすることになり、

今まで気に留めていなかった先生のご苦労に、今頃気がついたりしています。

何事でもそう、自分でやってみて初めて様々なことが本当に理解されるものですね。

 

庭のハナミズキ
庭のハナミズキ

そういうワケで、時間があると茶花を探すようになりました。

茶花は「足で探す」とも言われますが、

都会と違いこの辺りは自然が豊かですから、探し歩くところはあちこちとあります。

この辺りは車社会で、何処に行くにもつい車に乗ってしまいますが、

それでは道端の草花には出会えません。

ゆっくり歩いて、目を凝らして道端を眺めるようになりました。

 

花を見つけても、私の少ない知識では、花の名前の半分もわかりません。

そんな時「ハナノナ」というアプリを使います。

これは千葉工業大学の開発した花の名前を調べるアプリで、

誰でも無料でダウンロード出来ますよ。

使い方は簡単。アプリを起動して、調べたい花にかざすだけ。

 

するとこんな風に出てきます。候補がいくつか出てくる場合もあります。それを保存して、持ち帰り。

ですが、実はこれがなかなか100%の正解率とはいかず・・・

そして、その花が「茶花」として使えるかどうかはまた別の話で、うちに帰ってから本で確認します。


「育てられるものは自分で」と、ベランダで鉢植えもいくつか育てています。

左の写真は、去年の秋に小さな苗で購入したクリスマスローズ。

ずいぶん大きくなりました。

初めて花が咲くのは来年年明け。上手く花が咲くといいですが~。

 

茶花を用意することはたいへんですが、

また新しい世界が広がったような気もしていて、楽しみながらやっています。

 

 

 

2024年認定式

昨日は、きものカルチャー研究所の年に一度の「認定式」が行われました。

今年の会場は明治記念館。

天気が心配されましたが、会場はJR信濃町駅から歩いても直ぐ。

何とか傘をささずに着くことが出来ました。

 

「認定式」は、この一年間に「着付け講師」や「着こなし一級」などの資格を取得した方々へのお免状の授与式です。

晴れの舞台ですので、皆さん訪問着や色無地、若い方は振袖などで式に臨みます。

参加者は関東圏の該当者とその関係者。

100名以上の方が着物を着て集まると壮観!

会場は華やかで艶やかな空気に包まれました。

 

私は、こちらの教室で中等科を修了され、着付け講師一級の認定を受けた生徒さんと参加。

一緒にステージの金屏風の前で記念の写真を撮ったりして、晴れの日をお祝いしました。

 

 

お料理もとっても美味しかった!

ですが、今回も運ばれるお料理に直ぐに手を付けてしまい、お料理の写真は一枚もナシ・・・。


今日は結婚式もたくさん行われたようで、館内のあちこちで

ウエディングドレス姿や白無垢の花嫁を見かけました。

お庭で記念撮影する様子も。

 

さて、去年お勉強を修了された方たちの認定式も終わり、

新年度に入りました。

来年の認定式を目標に、今年も生徒さんと着物に親しみながら、

楽しく勉強して行きたいと思っています。

 

 

 

 

「きもの知識」の授業

こちらに時々登場する、きものカルチャー研究所の人気授業「きもの知識」。

実際に反物に触れながら、着物の染織技術やその手触りなどを体験・勉強していただく授業です。

こちらの教室に反物は在庫していないので、「きもの知識」の授業は恵比寿本校で行いますが

昨日は初等科に在学中の生徒さんと勉強に行きました。

 

授業では、まず訪問着に使われている様々な染織技術から見ていただきました。

京友禅と加賀友禅の違い、京友禅に施された刺繡や金彩・・・

「刺繍にも色々なやり方があるんですね」。

 

紬などの織りの着物では、大島紬や結城紬、塩沢紬などを手に取り、

雑誌などの写真を見ただけではよくわからない”反物の手触り”も感じていただきました。「大島紬ってこんなに軽いんですね。結城紬は暖かそう。」

そして染めの着物。

江戸小紋を始めとして、いろいろな小紋の反物を広げて見ていただきました。

気に入ったものは鏡に当ててみます。「ステキ~♡」

 

この生徒さんは、初めての長襦袢のお仕立てを希望されていたので、

最後に長襦袢の反物も広げました。

自分のサイズに合った長襦袢を着ることが、着物をきれいに着るための第一歩。

反物の中から購入するものが決まり、校長先生にも立ち会っていただいて、お仕立てのために必要なサイズを測りました。

これで、ご自身にピッタリの「マイサイズ長襦袢」が仕上がります。

 

実は色々な反物を見ているうちに、私も好みの反物を発見!

ちょうど「これから着る夏の着物が欲しいワァ」と思っていました。淡い色の絽の小紋です。

鏡の前で合わせていたら、「先生の雰囲気にピッタリです!」と生徒さんに背中を押され、

私もお仕立てしてもらうことになりました。

 

生徒さんの長襦袢も、私の着物も、季節としては仕立て上がり次第直ぐに着られます。

二人で仕立て上がりを楽しみに待つことになりました~。

 

 

 

浜離宮恩賜庭園

今年の桜は当初の予想を外れて、例年に比べると随分と遅い開花になりました。

友人と会う予定にしていましたが、「ちょうど桜が見られるかもね」ということで、

今回は浜離宮恩賜庭園に行ってみることにしました。

 

浜離宮恩賜庭園は竹芝ふ頭近く、海に面した広大な敷地の徳川将軍家の庭園です。

最近何回かテレビで紹介されるのを見て、その景色の素晴らしさに、行ってみたいと思っていました。

最寄り駅は汐留ですが、新橋駅から汐留方面への地下通路が続いていて、

それほど時間はかからずに到着することが出来ます。

 

この日は朝まで雨でしたが、歩き始めるころに陽が差してきました。

私たちは大手門口から入りましたが、入ると直ぐに目に留まるのが「三百年の松」。

その素晴らしい枝振りに、皆が足をとめます。→

桜の開花はまだ始まったばかり。

園内のあちこちに、ほんの咲き始めのものから、満開の物まで、様々な桜が見られます。↙


↙園内にはたんぽぽ畑があって、辺りを黄色に染めていました。

目の前の菜の花に留まった鳥は、一心に葉をつぐんでいました。

 

 

 

それにしても外国から観光客が多いことにびっくり。

この日、園内の9割は外国からのツアー客のように見えました。入口には何台もの観光バスが並び、降りてくるのは皆外国からの高齢の(?)ツアー客。

園内に和菓子とお抹茶もセットがいただけるお茶屋もあるのですが、席はこの方々でいっぱい。

なんだか不思議な光景でした。